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活用していますか?『施設機能強化推進費』

認可保育園には、毎年施設機能強化推進費という加算があることをご存じでしょうか?

知っているけれど、面倒なので活用したことはない、という園も意外と多いのですよね。
小規模園だとそもそも対象に当てはまらない、という場合もあるし、
購入できる物品が限られている(自治体によって違う)ということもあり、
毎年しっかりと活用している園は少ないのだろうと思います。

でも、せっかくの補助金。
ぜひぜひ活用してほしいと思います。

そもそも、施設機能強化推進費とは何でしょう?

この推進費の加算の条件は、
施設における火災・地震等の災害に備え、職員等の防災教育及び災害発生時の安全かつ迅速な避難誘導体制を充実する等の施設の総合的な防災対策を図る取組を行う施設で、以下の事業等を複数実施する施設に加算する。
(以下省略)

この加算を活用している園は、多くの場合防災用品の購入に充てていますが、ある条件によって購入を断念する園もあります。

それは、
15万円以上購入しなければならないという条件。
15万円に達しなければ1円も加算されないということ。

新しい園であれば、蓄電池など購入したいものは色々ありますが、
毎年購入していると、何年かで必要な物がなくなってしまうのですよね。

私自身も園長時代、何を購入するかとても悩みました。
園もそれほど広いわけでもないのに、蓄電池や発電機を何個も購入するわけにはいかないし、
防災頭巾やヘルメットを買い足すとしても、15万円という金額には満たないし…
そんな理由から、数年で申請をしなくなってしまいました。

でも、この加算の条件の一番最初に書かれていた職員等の防災教育で使うことができるという点が盲点でした。
たとえば、職員の防災教育として園内研修を実施するというのはメリットがたくさんあります。

①園全体で共通認識が持てる
②非常勤の職員も参加できる
③研修へ行く手間が省ける
④現場で行うことで施設の特徴に合わせた学びが得られる

などなど。

園内研修を行うには費用が掛かるという悩みもあると思いますが、
防災教育に関しては施設機能強化推進費を使うことができるので、ぜひ園の職員全員で学んでほしいと思います。

防災に関することは、資格の有無や経験年数は関係なく、すべての職員が学ぶべきことでもあります。
自園で行うからこそ、この部屋のどこが安全か、という具体的なアドバイスも行えます。

園内研修を検討されている方は、ぜひお問い合わせください。
ご希望に合わせたプランをご提案させていただきます。

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