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BCPの重要性と保育者の心構えとは

12月13日、神戸市の某連盟様からのご依頼で、保育士向けの研修に登壇させていただきました。

『BCPの重要性と保育者の心構え』というテーマで、事前に園長先生方へのオンライン研修を行い、
今回は現場の先生方へのオフラインでの研修。

2時間の研修でしたが、皆さんとても真剣に聴いていて、
時にうなずいたり、「なるほど」というような表情をしていたり、
先生方の意欲が伺えて私自身も話に熱が入りました。

今回はBCPというところをお話ししたのですが、
その中で私が一番伝えたかったことは、
BCPを一人歩きさせないことです。

昨年より児童福祉施設でBCP(事業継続計画)が努力義務化となったため、
園側も「作らなければ」とひな形などを参考に、慌てて作るケースがあります。

でも、このBCPの作成というのは、なぜ必要なのかということをしっかりと認識したうえで
作成しなければ、ただの絵に描いた餅になってしまいます。

ですので、「目的をわすれない」ということ、これを皆さんには事例などを交えてお伝えしました。

もしも今、BCP作成に悩んでいるのなら、
ただひな形を見て作成するのではなく、災害時のイメージを沸かせ、
園独自のものを作成してほしいと思います。

その基本となるところは、ガイドラインにも載っていますので、
参考にしながら、オリジナルのものを完成させてください。

そうは言っても、なかなかイメージがわかないという方もいると思います。
だからこそ、『防災』について学ぶ必要があるのです。

自園のハザードを知ること、過去の災害を学ぶこと、
学ぼうと思えば学ぶことができます。
ぜひ、子どもたちそして保育者自身の安全安心のため、
意味あるBCPを作成してください。

もしもわからないこと、聞きたいことなどがあれば、
お気軽にご相談ください。

研修の最後には、子どもたちと作れる新聞スリッパをレクチャー。


施設機能強化推進費を活用した園内研修なども行っております。
お問い合わせフォームより、ご連絡ください。

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