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オンライン保育防災サロン開催しました!「保護者を巻き込む防災訓練」について

8月19日に開催した『オンライン保育防災サロン』。
今回のテーマは「保護者を巻き込み防災訓練」ということで、参加者の皆さんとお話ししました。

事前のアンケート結果はこちら↓

9月1日の防災の日に合わせて、引き渡し訓練や、災害用伝言ダイヤルの訓練などを行っているけれど、保護者の防災意識はあまり上がらない、というような悩みを抱えている保育士も多くいました。

そんな中で、こんな工夫をしている園もありました。

☆災害用伝言ダイヤルを聞いた保護者にプレゼントを渡す
☆子どもたちが自分で背負う非常用持ち出しリュックの中身を保護者に用意してもらう
☆防災週間に合わせて、園の備蓄品を展示する
☆引き渡しカードを常に財布に入れてもらう(災害時引き渡しの際に提出するもの)
☆水害時は、警報が出た時点で保護者に一報を入れる(早めの情報提供)
☆日頃からブログで発信。災害時の連絡手段の一つとしている
☆保護者会で防災クイズを行う。景品に圧縮タオルをプレゼント

などなど、本当に目からうろこのアイデアがたくさん出てきました!

その一方で、まだまだ保護者の意識を変えるまでには至らない、という悩みも…

ある認定こども園の先生は、プレゼントを渡したり、保護者に楽しんで参加してもらっています♪
とお話ししてくれました。
確かに、防災訓練はまじめにやらなければならないという意識が強く、
正直面白いものではありません。

もちろん命にかかわることだから、まじめにやるのも当然ですが、
保護者に防災意識を高めてもらうことが目的ならば、楽しくてもいいんじゃないかな?
と思いました。

引き渡し訓練などでも、まずは保護者たちが参加したい、参加しやすい環境づくりも考えてみてはどうでしょうか?

たとえば、災害用伝言ダイヤルや引渡し訓練の日程を全員が参加できるように日程を3日間に増やすとか、
引き渡し訓練は実際には通常通りのお迎えにして、Googleマップを使って徒歩で向かうと何時間で迎えにこれるかを園に伝えるだけにするなど。

常に今まで通りのやり方ではなく、もっと効率的に参加しやすいやり方を考えるということも保護者の防災意識を高めるためには必要なことだと思います。

※緊急事態等カードなど、保護者にこういうツールを提供すれば、いざという時に役立ちます。

次回の保育防災サロンは、9月16日20時からです!!
参加費は無料ですのでぜひご参加ください♪
(近々ホームページでご案内します)

子どもたちの命を守りたい!保育×防災の保育の寺子屋 | 一般社団法人保育の寺子屋
保育士のための保育防災コンサルティング事業を展開。保育に関わるすべての人に学びと交流の場を提供しています。

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