1月20日、毎月恒例のオンライン保育防災サロンを開催しました。
今回のサロンでは、いつも以上に質問やそれぞれの園で行っている対策を発表してくれたりと有意義な時間となりました。
今回の話題は3つ
①園の備蓄について
②保護者との連絡について(災害時に連絡できるのか)
③避難訓練のやり方について
今回は、『備蓄について』どんな話が出たのかをまとめました。
『乳児の備蓄食は何を用意しているか?』
常にいつも食べているお菓子などをローリングストックしている園や、非常食(アルファ化米)を備蓄している園など様々。
乳児の場合にはアルファ化米でお粥になるものがあると安心。
液体ミルクは慣らしておく必要がある。(冷たいと飲まない子も…)哺乳瓶が洗えない時には、紙コップを利用することも考え、紙コップの備蓄も必要。
『主要エネルギーの備蓄は何がいいか?』
カセットボンベ式の発電機を持っているが、カセットボンベの備蓄が足りないという課題も。(1本1時間程度しかもたないので、何十本も備蓄する必要あり)
発電機は使い方が分からない人も多いので、訓練が必要。
蓄電池式のものは、車でも充電できるので、車通勤の人などはできるだけガソリンをいつも半分以上にはしておくと安心。
『保管場所に困っている』
保育室の押し入れや楽器が入っている倉庫の脇など、小さなスペースを利用して収納している。
倉庫に入っている物の一覧を扉に貼って管理しているという意見も。
『避難訓練での課題を活かして買い足す』
暗い時間帯での訓練を行い、明かりが足りないと感じて、懐中電灯を買い足した。
『自分で必要と思うものを揃えている』
保育室に自分でそろえた防災リュックがある。自分がいない時には避難の際これを持って行くようにとクラスの先生に伝えてある。
常備薬や生理用品など、自分自身のものもロッカーなどに置いておくと安心です。
(災害が発生したらいつ帰れるかはわからないので、その覚悟と準備が必要)
他にも、トイレットペーパーやビニール袋などを2週間分必ず置いておくようローリングストックしていたり、必要と思うものを徐々に買い足したりと様々な工夫をされていました。
「防災」には完璧な答えというものはありません。
だからこそ、「今自分ができることを考えて行動に移す」というのが大切です。
忙しい保育の合間に、考えることは難しいかもしれませんが、大切な命を守るため、後悔しないため、
今できることを職員みんなでやっていって欲しいと思います。
【お知らせ】
2月21日学研オンラインセミナーに登壇予定です。
来年度に向けた訓練計画のポイント等いついてお話しさせていただきます。
興味のある方はぜひお申込みください。
https://gkp-koushiki.gakken.jp/2024/01/12/66293/
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