災害に備えて、保育園や幼稚園でも発電機を用意している園が多くあります。
でも、その正しい使い方を知っている人は意外と少なく、
災害時に使えない…ということも考えられます。
使えないだけならまだしも、事故が発生する可能性もあるため、
これだけは絶対に知っておいてほしい『発電機』の使い方についてお話しします。
発電機には主にふたつのタイプがあります。
ひとつは、ガソリンを使用するタイプ。
使用可能時間が長く、パワーもあるのですが、
・使い方が難しい(コツが必要)
・ガソリンの管理が大変(ガソリンの使用期限は半年)
というようなデメリットがあります。
カセットボンベを使用するものは、ガソリンに比べると安全です。
でも、カセットボンベ1本で1時間程度しか使用できないため(使用方法による)
カセットボンベを何十本も備蓄する必要があります。
どちらの発電機も、使用する際ガスが発生するため、
屋内での使用は禁止されています。
実はこのことを知らずに備蓄している方が多いのです。
寒い冬場に密閉した室内でお湯を沸かしたり暖房器具を使いたいからと言って
室内で発電機を使用しないでください。
発電機は必ず屋外で。
屋内で使用したい場合は発電機は外に置き、屋外からコードを延長するようにしましょう。
このようなリスクを考えると、発電機よりも蓄電池のほうが安全で使用しやすいというメリットがあります。
ただ、蓄電池は使用したら充電する必要がある為、充電用のソーラーパネルや
車での充電などを視野に入れる必要があります。
ただ備えるだけでなく、本当に災害時に使えるかを見極め準備すること、そしてみんなで訓練しておくことも大切な防災対策のひとつだと思います。
↑一般的な蓄電池。使用目的を考え、出力が何ワットかを確認してから購入しましょう!
(小さな蓄電池だと電気ポットなどワット数が高いものは使用できないため)
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