こんにちは!
保育防災コンサルタント®の藤實(ふじみ)です。
保育中、大きな地震が発生した時、保護者はいつ迎えに来るか考えたことはありますか?
東日本大震災の際、都内や神奈川などでは、帰宅困難者が多数出て、
保護者のお迎えが翌日になったという園も数多くありました。
もしも今、首都圏に大地震が発生したら、建物の倒壊や火災、道路の陥没などで12年前の東日本大震災の時よりもさらに長い時間保護者は迎えに行くことができなくなります。
たとえ歩いて帰れる状態だったとしても、都内では「72時間一斉帰宅抑制」を推奨しているため、
3日間は帰宅を控えることになります。
そのため、保育園では最低でも3日分の備蓄をしなければなりません。
最近はどの園でも備蓄品をかなり用意するようになりましたが、忘れがちなのが保育者たちのこと。
保育者たちも3日間帰ることができない…ということは、子どもたちの分だけでなく、大人の備蓄品も3日分必要ということです。特にトイレは深刻な問題となるでしょう。
災害時、不安になる子どもたちのためにも職員が元気でなければなりません。
子どもたちを守るためにも、まずは自分の身を守ることを忘れずに。
自分のロッカーには自分用の備蓄品(例えば、飲食類、着替え、常備薬、コンタクトレンズの予備、生理用品、モバイルバッテリー等)を備えておくと安心ですよ。
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